【報告】第2回BPM情報共有会(’26年2月12日)、ご寄付御礼
一般社団法人BPMコンソーシアム 山原 雅人
予定通りに2月12日(木曜日)にBPM情報共有会を実施しました。20名ほどの少ない人数でしたが、とても内容が濃かったと思います。
最初に乾杯をして食事をするということで、アルコールが入っている状態から始めることで発表者も聞き手もリラックスして本音で語れる会にしたいと考えて実行しました。
私を含めて全員、BPMの実践者による発表になりました。BPMを推進、実践する上で、どのようながお話があったか、BPMを推進する上でどのような問題があるかを、アンケートの内容を含めて簡単にご報告したいと思います。
1.発表者
発表時間が15分、質疑が15分という短い時間でしたが、とても内容があったと思います。
| 発表者 | 題名:内容 |
| BPMコンソーシアム 山原 雅人 | 書籍の概要と過去から現在に至るBPM導入ご支援の内容と問題点について |
| dSPACE Japan(株)金田 大介様 | ようやくBPM導入のチャンスが訪れた。BPMNを記述することから始めたい。BPMN図を正しく描く自信がない。BPM導入のゴール感が見えない中でBPMN記述だけを進めるということの不安、今後の方向性、計画について。 |
| (株)AbemaTV 髙峯 明日希様 | Camunda をやめて、BPMS を選び直した話。BPMSであるCamundaを導入したが、別のBPMSに変更した理由。どのような点からBPMSを再選定をしたかについてと今後の計画について。 |
| トーヨーカネツ(株) 長谷川 努様 | BPMの取り組み共有:BPMNで関係者で改善議論をすることの重要性。小さく初めてとにかく失敗をしないようにスタートをしている。現在、無償版のBPMS Bonitaを使用している。これから拡大させていく準備・計画を立てていく。それでも小さく始めたい。 |
2.質疑
| 発表者 | 題名:内容 |
| (一社)BPMコンソーシアム 山原 雅人 | ・導入への障害として経営者の理解が問題にならないか。 →問題になる。BPMSがITシステムなのでBPRのイメージを持ったままの経営者が壁になる。(全ての組織がそうではなかった。社長は理解していても、親会社が理解していない・部門長が理解していないなど。) →コストダウン、投資対効果を先に問われることが多い。導入すれば効果がわかるようになるという説明が通らない。 →定性的な課題を強引に定量化し、導入後の効果として無理やりにでも出すしかない。 ・BPMSは業務改善、改革のインフラという説明が通らない。 →ボトムアップ力を高める手法であるということが理解されない。 →モデルプロセスから理解できる人と、できない人の差が大きい。 |
| dSPACE Japan(株) 金田 大介様 | ご質問が無く、ご本人が私へのご相談という形になった。 ・プロジェクトリーダーなど、中心的な存在で常に動き続けている人のレーンがあり、すり合わせ、調整、根回しなど、明確なタスクとして描きにくいことが多い。 →具体的な業務をお聞きしないとわからないですが、一旦、現状分析ではマイルストーンで会議、打合せでリーダーが確認しているという姿で描くことかと思います。 実際は、都度、調整や根回しをしているのであれば、そのトリガーがあるはずです。トリガーが何かをテキスト注釈でも良いので明確にする。To-Beでは、トリガーをBPMN図で描きBPMS上で察知できる「しくみ」を組み込むことになるのかと思います。 |
| (株)AbemaTV 髙峯 明日希様 | BPMSの選定のポイントについて →担当者が自分で無くなっても継続使用ができるBPMSを選択すること →ライセンス料が急に変更になるようなBPMSを選択しない(Camundaは日本法人も無く不安定な組織) →STEP6のシステム開発はBPMSの開発ツールに依存しないような作りにすること |
| トーヨーカネツ(株) 長谷川 努様 | 金額的な成果を求められないか →BPMには明確なコストダウン以外のメリットが多くある。それを丁寧に実践して説明する。 |
3.アンケートの声
「BPMとは何か」「BPMの改善ステップ」に関してはお話しせず、セミナーを受講されていない参加者には、すこに難しい内容になった可能性があります。アンケートの原文を意味が変わらないように少しだけ整えて、以下に掲載します。

・実際のリアルな取り組みを紹介いただけたことで、朧気ながらBPMが少しわかってきた気がします。
・他社の取り組み事例や進めるうえでの悩みなどが共有できた。
・みなさんが苦労した話、それを解消するための工夫、生々しい事例が一番参考になります。
・各社の文化ごとのBPM導入推進のやりかたの実例が大変参考になりました。
・各社様の取り組みに関する現場感や海外事例、BPMツールの比較等。
・AsIsの段階で改善工数を出すところを定型化する必要性を感じた。
・山原さんからのBPM実例のお話の中でのBPM実施メンバーがきちんと説明できるようになることの大切さ。
これは組織的にBPMを実施していくため(他者へ布教するため)には重要な視点だなと思いました。
・長谷川さんのお話で、経営層に刺さる成果がでなくてもBPMの取り組みによって改善できている点があるという話。
・BPMの本質を理解している仲間をつくっていくことの大切さを感じました。
・既にBPMSを導入をされている企業のお話を聞けて今後の参考になりました。
・各ユーザが使っているBPMSの特徴がわかった。
・どの会社においても費用対効果を求められ、会社を説得する材料収集に奔走されていることが共通課題で意識すべき点と感じました。
4.BPM情報共有会の今後の課題
・雑談できる時間がほしい。発表と発表の間にも歓談できる時間があると交流できて良いと思います。→ちょっと忙しかったですね。
・before afterの情報共有が興味深くもっと知りたく思いました→継続して発表いただけるようにしたいです。私もできるように努力します。
・第3回楽しみにしております。(立食は苦手かもです)。座る場所が欲しいです。→私も足がパンパンになりました。考えます。
・オフレコでの実施、非常によかったです。赤裸々に話すことができました。→今後も資料配布無し、詳細記録無しで実施します。
5.寄付の御礼とBPM情報共有会の継続について
・今回、クラウドファンディングでのご寄付が10社・名 285,314円のご寄付をいただきました。
・特に4社・名が匿名でのご寄付をいただき、個別にお礼ができないために、ここで御礼させていただきます。
・秋のBPM情報共有会の運営費用やBPMを深く知っていただくために無償招待者の費用として大切に使わせていただきます。
・クラウドファンディングは秋のBPM情報共有会でも実施前にも再度行いたいと思います。
BPMコンソーシアムは、皆様に支えていただき今後も正しいBPMの普及に邁進してまいります。

