コラム

これまでのコラムの一覧です。

第1回:BPMN仕様違反のBPMN図例(データオブジェクト編)

  BPMN仕様(Specification)は2013年11月にISO19510版、12月にOMG版が出ていますが、どちらも主な内容は同じだと思います。前回のコラムにも書きましたが、BPMN仕様書(以下仕様書)は500 […]

第3回:2023年セミナー参加者の声(BPMNレベル2記述演習+BPMS実装セミナー編)

  前回と異なりBPMコンソーシアムで最も参加者が少ないセミナーが「BPMNレベル2記述演習+BPMS実装セミナー」(以下レベル2セミナー)です。過去の参加者は全セミナーで延べ957人(24年3月末)になりまし […]

第2回:2023年セミナー参加者の声(BPMNレベル1記述・演習セミナー編)

  BPMコンソーシアムで最も参加者が多いセミナーが「BPMNレベル1記述・演習セミナー」(以下レベル1セミナー)です。2019年のBPMコンソーシアムのセミナー開始から現在に至るまでご参加いただいたのは、延べ […]

第1回:2023年セミナー参加者の声(BPM入門 基礎知識+事例セミナー編)

  昨年(2023年)、BPMコンソーシアムのセミナーにご参加いただいたのは、延べ257人になりました。2022年が延べ187名だったため137%と伸びました。しかし、まだまだBPMの正しい認知度が低く、業務フ […]

DX(推進)部門の姿とBPMについて

  DX(デジタル・トランスフォーメーション)に関連する部署の方々がBPMに興味を持たれ、BPMコンソーシアムのセミナーに参加されています。DXを推進する部門に関して、受講者に少し詳しくお話しを聞くと、単に情報システム部 […]

あなたが描いているのはBPMN図ではありません

「BPMN図を描いています。」と言われるフローを見ると「これはBPMNの記号を使っていますがBPMN図ではありません。」と言うしかないというものを見受けることがあります。私は「BPMN図もどき」と呼んでいます。そういった […]

BPMのゴール感とは

 「BPMとは何かわからない」「概念は理解できるが具体的にどのようなメリットがあるのか」ということに対して、本コラムで書いてきました。今回は「BPMのゴール感」という視点で、BPRにおけるゴールとの違いを明らかにしていき […]

どのBPMSがお勧めですか

 セミナー受講者から「どの会社のBPMSがお勧めですか」とよく聞かれます。優等生的な返答として「導入される組織、体制によって向き不向きがあり、どのBPMSがお勧めだとは言えません。」と過去には答えていました。この返答は、 […]

一般的な業務フローとBPMN図との違い

 最近のBPM導入でのご支援の中で、既存の業務フローを元にBPMN図に描き直していて、改めて一般的な業務フローとBPMN図の違いということを考える機会がありました。この違いが認識できないことがBPMを理解できない一つの原 […]

BPMは古い?経験から考え方を変えてみる

 BPMは、今の「DX」(デジタル・トランスフォーメーション)と同じで2008年前後の流行語でした。流行語の時代というのは実態が見えない、導入方法が明確でなく試行錯誤をしている期間と言えるでしょう。「BPMが古い」のは、 […]

BPM「体制」「しくみ」の重要性:PMBOKの壁?

 今年、BPMを導入ご支援やご提案の経験の中で、BPMを普及させる上での壁を感じました。前回(DXを叫ぶ、しかし導入のための説得が難しいBPM)は予算や費用対効果という点から述べました。今回は「BPMとは」でも書いている […]

DXを叫ぶ、しかし導入のための説得が難しいBPM

 前回のコラム「モデルプロセス導入改善とBPM導入方法について」では「従来のシステム開発の考え方から頭を切り替える。」ということから、BPMを理解するためには「モデルプロセス導入」をまずやってみる、ということを説明しまし […]

モデルプロセス導入改善とBPM導入方法について

 まず、最初にBPM=BPMSではありません。またBPM=BPMNでもありません。ここは「BPMとは」の動画を観ていただければと思います。BPMを通常のシステム開発手順で進めると失敗をする、またはBPMSを使っていてもB […]

DXって何、まずやってみましょう。

 流行語のDX(デジタル・トランスフォーメーション)は何をやればいいのか、ということを誰も教えてくれません。会社で組織名称がRPA推進室からDX推進室に変更になるなどして、どうしてよいのかわからなくなりBPMコンソーシア […]

デジタル化はITシステム導入ではない

 昨年、デジタル庁ができましたが、あまり良い噂が聞こえて来ないです。「税金の無駄遣いをするのでは」「経済対策としてのバラマキの一環では」と思っている人は少なくないでしょう。住民基本台帳ネットワークシステムからマイナンバー […]

BPMとは”BPMの改善ステップ” 第一弾の動画を公開しました。

様々な誤解のあるBPMです。誤解を解消していくために動画の配信していきます。今回は第一弾です。3分程度ですので、是非、観ていただければと思います。次回は「BPMNとは」を動画にして説明します。BPMNの概要となぜBPMN […]

BPMエキスパート認定とBPMモデルプロセス導入支援

 BPMエキスパート認定のお問合せが多くなりました。またページのアクセスも増えています。現在の認定基準(実際にBPMN図を描きBPMSに実装して改善を実施した実績で認定)が厳しすぎるという声がありました。これはBPMは実 […]

ローコード開発とBPMの違いとは

 DX(デジタル・トランスフォーメーション)と関連して「ビジネスアジリティ」という言葉が出てきます。ビジネスアジリティとは「ビジネスの環境変化に機敏に対応する能力」と言われているようです。これを実現するためにITを俊敏に […]

導入プロジェクト体制は存在しても、BPMはプロジェクトではない。

 プロジェクトとは「開始」があって「終了」があるものと定義されています。BPMはBPMSというシステムを使用するために一般的なシステム導入と誤解されることがあります。プロジェクトという言葉を使うことがありますが、それはB […]

「自動化」という言葉の罠、BPMは標準化から

  DX(デジタル・トランスフォーメーション)という言葉が流行していますが、事例を見ると特に目新しいことは無く、ITの利活用をして何等かの業務を効率化したと言っているだけのように感じます。逆にDX以外のシステム構築とは何 […]

DX?BPMが失敗する理由3

  このシリーズの最後のコラムとなります。BPMが失敗する理由の第3は「地道な努力無しに、良い結果を得ようとすること 」です。「BPMとはITのシステム開発だ」と思っている人は、先入観を捨てて理解してほしいと思います。「 […]

DX?BPMが失敗する理由2

  BPMが失敗する理由の第2は「従来のシステム開発手順に縛られる」ことです。「BPMはシステム開発(コーディング、プログラミング)と無縁ではないですがシステム開発ではありません。」 (「BPMSとは」参照)。 よって、 […]

DX?BPMが失敗する理由1

 DX(デジタル・トランスフォーメーション)という言葉が何を意味するのか、私はまったく興味がありません。その定義が何か、あれはDXだ、あれはDXじゃないという議論をすることが無意味だからです。BPMに関しても、そのような […]

テレワーク、BPOにおけるBPM改善のヒント3 

 BPMという手法を説明するときに「人が実施している業務を標準化をする」(人がシステムを使う部分も含め)と言います。「業務の標準化」という言葉ば聞き手によって異なることがあるようです。ERPパッケージなどの業務システムで […]

テレワーク、BPOにおけるBPM改善のヒント2 

 可視化というと、業務フローを描くことや業務マニュアルを書くと考える人がいます。その維持が困難であるという話は「BPMとは」「BPMSとは」などで書きました。BPMにおけるBPMNは単に業務フローを描くだけではなく、PD […]

テレワーク、BPOにおけるBPM改善のヒント1

 BPMS(BPMSとは参照)には、大きく2つの機能が有り、BPMを実現するための本来の機能に関しての説明が少ないことを「BPMとは」で書きました。BPMNとBPMSは車の両輪であるということも、随所に書いてあると思いま […]

BPMとワークフロー(承認・決済)システムの違い

 日本では「ワークフロー・システム」または「ワークフロー」というと、承認や決済を得るための稟議書などのペーパーレスを実現する「承認・決済に特化したシステム」を指すようです。一言で表現すると「BPMとは目的が違います」。B […]

見える化・可視化改善とBPM

 ひと昔前、団塊の世代が定年退職することで属人化している業務の引継ぎ問題がありました。 現在では日本の人材も流動化しており、転職は当たり前の選択肢になってきました(BPMと日本型経営システム参照)。会社の制度的には終身雇 […]

BPMと日本型経営システム

 一般社団法人BPMコンソーシアムが、BPMを普及・推進しようとしている根本の考え方について述べてみたいと思います。BPMコンソーシアムはBPMの「実践」によって推進することを基本としています。しかし、闇雲にBPMの「実 […]

業務フロー(BPMN図)を描く目的

BPMN工房の明庭氏の「記述標準セミナー」の中で「業務フローを描く目的」を、まず明確にすることを繰り返し強調されていました。様々な目的で業務フローを描きたいというニーズはあります。最近、「RPA」の対象を見つけるために業 […]

BPMSは業務システム開発ツールではない。結果だけを見ると似ているので誤解される。

システム開発の一部としてBPMSが使われている事例から業務システムの開発ツールだと思っているIT技術者が多いと思われます。 そして、そのような使い方をしている企業も多くIT技術者からは「何のためにBPMNが必要なのかわか […]

BPMNはBPMSを動かすための記号ではない。しかしBPMSに実装するためには正しいBPMN図が必要である。

多くの技術系の人が「BPMNはBPMSを動かすための記号」だと思っているようです。 しかしながらBPMNには使い方がわからない記号が多数あります。 マルチベンダーで構成しているOMGはマルチベンダーゆえにいろいろな人、企 […]

BPMNレベル1とレベル2の違い

レベルと聞くと、階層を思い浮かべる人もいるかと思います。または、習熟度と捉えるかもしれません。BPMNのレベルとは、記号による詳細度の違いになります。 レベル1は少ない記号で記述して、順番にラベル(文字)を読むだけで内容 […]

テレワーク、在宅勤務者への業務受け渡しの自動化実現にBPM(BPMN・BPMS)

2020年3月11日のBPMN入門+実例セミナーで 「BPMで何ができるのか」を以下のようにまとめました。 (付随的にできることは含まず、主にできることです。) 1.実務担当者によって標準化された業務の「指示」「受け渡し […]

BPMとIT

 BPMは、約10年前は今のRPAやDXと同じようなIT分野の流行語でした。そのころはBPMNは、バージョンが1.X(現在は2.0)で不完全なものでしたし、不完全なBPMNをベースに作られたBPMSも十分なものとは言えな […]

BPMSとは

BPMS(ビジネスプロセス・マネジメント・システムまたはスイート)はBPMを実現するためのシステムツールです。BPMSは承認決済ワークフローシステムと超高速開発・ローコード開発ツールに似ていますが、まったく異なります。そ […]

BPMとは

BPMとは、ビジネスプロセス・マネジメント(ビジネスプロセス管理)のことです。BPMN(ビジネスプロセス モデル&ノーテーション)という国際標準(ISO19510)の業務フローとBPMS(ビジネスプロセス・マネジメントシ […]

BPMN記述ツールについて

BPMNの記述に関する本(書籍)である「業務改革、見える化のための業務フローの描き方」にも書きましたが、本の中の図はマイクロソフト社のVISIO Professionalを使っています。本には書いてないドローイングツール […]

BPMNの本(書籍)について

BPMN(BPMN2.0)に関しての国内の本は、当団体の代表理事が執筆した「業務改革、見える化のための業務フローの描き方」しか存在していません。この本は、BPMN2.0を作成に深くかかわったブルース・シルバー著の「BPM […]

BPMツール、BPMアプリについて

BPMツール、BPMアプリというのはBPMS(ビジネスプロセス・マネジメントシステム[スイート])と同義語でしょう。しかし、BPMとBPMSは同義語ではありません。BPMはBPMN、BPMSを両輪としたビジネスプロセス管 […]

BPMエキスパート認定について

BPMエキスパート認定事業を開始いたします。 以下のリンクから参照し、申し込みいただければと思います。 BPMエキスパート認定のページ